カメラが捉えた!徳島の野生動物(5)ニホンザル

群れで動く“窃盗団”

 山間部などで頭の痛い問題が、ニホンザルによる食害だ。一つの群れの追跡調査をしたことがあるが、その組織立った動きには舌を巻いた。

 1匹が偵察にやってきて、人がいないのが確認されると、隠れていた群れが姿を現す。見張り役がいて、常に警戒しているのは人間の窃盗団と同じだ。

 軒下に干してある柿やタマネギを肩に担いで持ち去るシーンには笑いそうになったが、被害に遭った農家の人はどこに怒りをぶつければよいのだろう。

 防獣ネットも巧みにすり抜け、見張りの犬も、近年はつながれているのを知っているのか、既に敵だとは思っていないようだ。

 一筋縄ではいかないニホンザルの行動。阿南市に設置した無人カメラが撮影したこの写真でも、「われ意に介さず」という表情を見せている。(自然観察指導員・林秀則)

カメラのストロボにも平然としているニホンザル=阿南市山口町(林秀則さん提供)

カメラが捉えた!徳島の野生動物(1)ニホンジカ

カメラが捉えた!徳島の野生動物(2)タヌキ

カメラが捉えた!徳島の野生動物(3)ノウサギ

カメラが捉えた!徳島の野生動物(4)ハクビシン

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