ソロ活動スタート 重本ことりさん(小松島市出身)にインタビュー

小松島市出身の歌手、重本ことりさん(21)が、ソロアーティストとして初のシングル「ReBirth」と自伝「黒い小鳥」を発表した。ダンスボーカルユニット「Dream5」のリーダーとして、人気アニメ「妖怪ウォッチ」のエンディングテーマが大ヒット、2014年のNHK紅白歌合戦に出演した。16年12月に独立し、ソロアーティストとして新たな道を歩み始めた重本さんにインタビューした。

重本ことりさん(事務所提供)

重本ことり(しげもと・ことり)

1996年、小松島市出身。2006年にエイベックスオーディションに合格し、芸能界入り。NHK教育「天才てれびくんMAX」から誕生したダンス&ボーカルユニット Dream5のリーダー。アニメ「妖怪ウォッチ」の主題歌「ようかい体操第一」(2014年)が大ヒットし、同年のNHK紅白歌合戦に出演。2016年12月に独立し、2017年10月5日にソロ初シングル「ReBirth」と自伝「黒い小鳥」を発表した。

-グループからソロへ。独立の理由と環境の変化は?

メンバーの卒業と芸能活動引退のため、2016年4月に「Dream5」として最後のライブを行いました。そのライブの後、自分自身もファンとの関わり方など、やってみたいことへの思いが強くなってきたので、ソロ活動を決断しました。

私が一番大切にしているのは、ファンの人に楽しんでもらうこと。今まではスタッフが決めたことに自分たちで色を付けるという感じだったけど、ソロになって、こうやったら楽しいかなという提案やチャレンジがしやすくなりました。自分が考えたアイデアを握手会やサイン会で直接ファンに聞いてみたり、ファンの意見を生かしたイベントをしたり、グループで活動していたときとは変わったところです。

イベントでファンと触れ合う重本さん=徳島市内

-ソロ第1弾シングル「ReBirth」では作詞に初挑戦した。どんな曲?

ソロになって不安だったけど、改めて自分も頑張らないとと思ったので、今までのことや今後の活動への強い思いを込めました。歌詞の「何かを捨てなければ何も手にはできない」という部分が注目してほしいポイント。日々生活する中でそういう経験をすることがあるのでは。全部を手にするのはきっと難しいと思うので、そんな気持ちを皆さんと分け合えたらいいなと思って書きました。

一度聞いたら耳から離れない、1990年代風のメロディーです。90年代の曲を聴いていいなと思うことが多くて、特に小室哲哉さんの曲が好き。そういうイメージを取り入れてもらいました。

フジテレビ系「脱力タイムズ」のエンディングになり、ツイッターなどで「見たよ」と言ってもらえるのがうれしいですね。クラウドファンディングでファンの皆さんに応援してもらったおかげでリリースが決まった。まさかソロでCDリリースできると思ってなかったので、リリースできた上にバラエティー番組のエンディングテーマになったというのは本当にうれしかった。一番にSNSでファンにお礼を言いました。

-シングルをはじめ、リリースイベントの活動資金でもクラウドファンディングを活用している。

ソロになって、ファンと一緒に活動することが増えました。私は一緒に何かをつくり上げて、一緒に夢を追いかけていきたい。それでクラウドファンディングでのリリースにしようと思いました。ファンの声が直接耳に入りやすくなり、より身近に感じます。

-デビューから10年。生い立ちから独立までを振り返った初の自伝「黒い小鳥」も発表。なぜ本に?

私のことを知らない人にももっと知ってほしい、本が一番分かりやすく伝えられるかなと思いました。初めて作詞した「ReBirth」は思いを凝縮したもの。歌詞に書き切れなかった気持ちを自伝にしました。小さい頃の写真もたくさん載せて、当時の話もたくさん入っています。徳島のエピソードもたくさんあるので、徳島の皆さんに読んでもらいたいです。

書店で自伝を見てイベントに来てくれたり、ラジオ出演が決まったり。本をきっかけに、ファンや仕事が広がったことがうれしかった。東京での出版記念イベントには、本を見て初めて来場してくれた人が7割くらいいて新鮮でした。

自伝とソロ初シングルを手にPRする重本さん

-14年には人気アニメ「妖怪ウォッチ」のエンディングテーマを歌い、紅白歌合戦にも出演した。当時を振り返って

「妖怪ウォッチ」を歌っていた頃はショッピングセンターなどでイベントをしても、キャラクターがいない限りは、お目当ての曲が終わったら観客はいなくなっていたので(苦笑)。曲は大人気だけど、多くの人には誰が歌っていたか結びついていなくて、ありがたいことだけど、悔しさもあった。夢だった紅白歌合戦への出演も、うれしかったけどいろいろと複雑な思いがありました。

-シングル第2弾「NAMIDA」を12月8日に配信予定。

「ReBirth」とは全然違う雰囲気で、切なくて悲しい、ちょっと背伸びした大人の気持ちを歌いました。今回も作詞家と一緒に作詞しました。

-作詞したり本を書いたり、自分の言葉で伝えることについて。

自分の言葉じゃないと、偽ったり嘘ついたりする部分が出てきてしまうので、自分の言葉で伝えることがいちばんいいと思います。自伝を出してから素の自分でいられる、それもソロ活動を始めてうれしいことですね。歌詞も本も、一人ではちょっと難しいので、助けてもらいながら作りました。

-用意された曲を歌うのと、自分で作詞した曲を自分で歌うことは気持ちが違う?

違いますね、気持ちが込めやすいです。自分で作詞して歌ってみて、今まであまり歌詞のことを考えてなかったなって反省しているんです。音楽としてどう表現するかどう届けるかに気をとられていて、歌詞の意味に思いが至っていなかった。作詞家に助けてもらいながら詞を書いてみて、他の人の曲を歌う時にも、歌いながら考えるようになった。今回すごく勉強になり、深く気持ちを込めて歌えるようになりました。

-イベント出演のために徳島へ。古里への思いは?

徳島でのイベントは1年ぶり。空港に着いたら「朝から待ってたよ」とファンの方が温かく迎えてくれて、地元っていいなと思いました。

-今後の目標は。

徳島でレギュラー番組持ちたいです。地元で見てもらう機会を増やしたいですね。徳島でいつかワンマンライブができるように頑張ります!

◆発売中◆

ReBirth(SCM MUSIC) 1000円

黒い小鳥(鉄人社) 1400円

◆12月8日 iTunes先行発売予定◆

NAMIDA

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