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食糧庁徳島事務所長に就任した   1999/10/5 19:36
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食糧庁徳島事務所長に就任した笹川 義幸さん
(ささがわ・よしゆき)

 地方事務所の所長就任は初めて。「新米なもので心配しているが、徳島に役立つことをやりたい。徳島の生産者、消費者らと本庁を結ぶパイプ役になりたい」と、北国なまりの静かな口調で抱負を語る。

 北海道上川郡比布町の出身。二・五ヘクタールの水田とわずかな山林、畑を持つ兼業農家に育った。旭川農業高校を卒業し、一九六五年に食糧庁入り。「農業高校を出ると、当時の就職先は農協か食糧庁しかなかった。農協に勤めていた兄から『食糧庁の方が給料はいいし、指導力もある』といわれ、食糧庁を選んだ」と振り返る。

 これまでの勤務経験で最も印象深いのは、七九年から四年半勤めた本庁の主計課時代。大蔵省との折衝に当たり、予算編成の時期には朝帰りや泊まり込みが頻繁にあったという。「あのころはワープロやファクスもなく、夜な夜な大蔵省に出掛けていた」と語る。

 また、徳島に赴任する直前の秋田食糧事務所での勤務も思い出に残っているという。当時は次長として、備蓄米・たくわえくんの消費拡大に力を入れており「職員がいろいろアイデアを出してくれ、標語の募集や試食会の開催など、多くの事業を実施した。徳島でも職員から多くのアイデアが上がってくれば」と期待する。


 休みの日の楽しみは、名所旧跡と温泉巡り。徳島の名所は、出張などで訪れた機会を利用し、ほとんど見ているそうだが、まだ行ったことのない四国霊場八十八カ所を一番札所から順に巡っていく予定とか。

 二人の息子は独立、妻を神奈川県茅ケ崎市の自宅に残し、徳島市城南町二の公務員住宅で一人暮らし。八-九年前、大阪で単身赴任していたころ、外食を続けていたため高脂血症になり、治療に半年かかった苦い経験から自炊している。「肉食は控えて、すっかり“草食”になった。もちろん、たくわえくんも食べている」と笑う。五十三歳。