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徳島県消費者協会会長に就いた   2002/4/25 18:18
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徳島県消費者協会会長に就いた片山 悦子さん
(かたやま・えつこ)

 「食品の偽装表示など、消費者として見過ごすことのできない問題が増えてきた。安全で安心できるものを求めていく。よりよい環境を次世代に残す努力が問われている」

 協会を十四年間、リードしてきた長野徳治前会長からバトンを受けて「責任の重さに胸が押しつぶされそうだが、会員とともに消費者運動の活性化に力を尽くしたい」と抱負を話す。

 消費者を取り巻く環境は、デフレの進行や雇用情勢の悪化などで厳しさを増している。「かつてない不安を抱えている今だからこそ、協会としての役割をしっかり果たしていきたい」と口元を引き締める。

 消費者運動に携わったのは一九六五(昭和四十)年ごろ。「ちょうど物価高が深刻になりつつあった。主婦として漠然と暮らすだけではいけないと思い、商品価値を見定める目を養おうと考えた」という。

 それから四十年近くがたち、社会は大きな変化のうねりのただ中。協会の果たす役割も高度化している。契約の適正化を図る知識の習得、循環型社会の推進に向けた省資源・省エネルギー活動の実践など対処すべき課題が山積。新たな問題に対する調査研究も欠かせない。

 阿南市消費生活相談員を長年務め、切実な訴えに接してきた。「催眠商法をめぐる高齢者の相談や資格商法に関する若者の問い合わせが増えている。消費者の苦情は多様化しているだけに、勉強は怠れない」

 気力、体力を支えるのはソフトテニスで、全国健康福祉祭(ねんりんピック)に出場した経験もある。「健康の増進に努めながら、明るく楽しい協会にしていきたい」と表情を和らげた。

 長女、二女は結婚し独立、阿南市領家町の自宅で夫と二人暮らし。六十五歳。