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徳大工学部長に就任する   2003/2/14 17:47
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徳大工学部長に就任する矢野 米雄さん
(やの・よねお)

 「新しい学部長が何を起こすのだろうか、と教職員は良い意味での不安を抱いているかも」。重責にも気負いは見えない。国立大学法人化で徳大はどう変わるのか、教職員は少なからず先行きに不安を感じている。不安を取り除くため明確な見通しを立て、学生、地域社会も含めた協力関係を築きたいという。

 学部運営のキャッチフレーズは「若さと個性あふれる教育・研究を目指す開かれた工学部」。

 優れた研究者の引き抜き合戦も考えられるだけに「売りとなるような研究には予算面での配慮も視野に入れる」と話す。学科間や他学部との壁をなくし、共同研究を推進するなど、若手教官が育つ環境づくりを重視。国際交流協定校との連携も密にし、一層のグローバル化を目指す。

 教育面では、学生の創造力を伸ばすため、答えが一つではないような課題をグループで考えさせる講義を増やす方針だ。「一人では気付けない自分の長所や欠点が分かってくる。課題解決に向け、協力して学ぶ課程での成長が期待できる」

 昨年七月、高知大学に通っていた長男を水難事故で亡くした。以来、学生の気持ちをより深く考えるようになった。「最近の学生は身体的には成長していても、精神的な弱さもある」。学生の支援体制の充実も図りたいという。

 趣味は、健康維持のため水泳とウオーキング。最近の楽しみは「一番怖い存在」という長女とのドライブとか。

 学部長就任は五月一日。両親と恵美夫人、長女との五人暮らし。徳島市佐古一番町。五十七歳。