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広報コンクール写真部門で1席を射止めた阿波町職員   2003/6/13 17:36
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広報コンクール写真部門で1席を射止めた阿波町職員寺井 加代子さん
(てらい・かよこ)

 全国広報コンクール(日本広報協会主催)で、徳島県内自治体の広報紙としては過去最高の成績に、「写真を撮るのに自信がつきました」と笑顔で話す。

 受賞の対象になった「広報あわ10月号」(二〇〇二年)の表紙を撮影したのは昨年九月。運動会の予行演習を取材するため阿波町内の林小学校へ出掛けた際、水田のあぜ道で知人と話をしていると、彼岸花を母親に手渡している男の子を見かけた。

 「初秋の青空に無邪気な男の子の笑顔と真っ赤な彼岸花が映えて、何ともいえない素晴らしい光景でした」。慌ててレンズを向け、シャッターを切った。「子どもの目線にアングルを下げたことで写真に力強さが出たのかもしれません」

 社会教育主事の資格を持ち、町教委で生涯教育に携わり、四年前、現在の企画情報課に移った。年四回発行する「広報あわ」の取材から写真撮影、編集まで一人でこなす。毎号二十-二十四ページの紙面のレイアウトはすべてパソコンで。

 「子どもたちからお年寄りまで、誰にでも親しんでもらえるような写真を載せたいですね。文章もカタカナや難しい言葉をなるべく使わないよう心掛けています」

 職場の先輩らに助けられながらも、紙面作りに悩み、取材に行き詰まりを感じたこともあった。「今は取材でいろいろな人に出会うのが楽しい」と、カメラ片手に町内を歩く姿も板に付いてきた。「行政からの一方通行ではなく、町民から反応が返ってくる広報紙を目指したい」

 阿波町下喜来南。四十一歳。