徳島新聞Web

11月22日(水曜日)
2 2
21日(火)
22日(水)
四国管区警察局長に就任した   2003/9/5 17:24
このエントリーをはてなブックマークに追加

四国管区警察局長に就任した大和田 優さん
(おおわだ・まさる) 

  「四国と本州を結ぶ三橋が架かり、県を越えた犯罪が多くなっている。市民が安心して暮らせるよう広域事案への対応を的確にしたい」と初の四国勤務への抱負を語る。

 一九七四年に警察庁入り。動機を尋ねると「ちょっと大げさだけど、公の役に立つ仕事がしたかったから」と照れる。

 北海道警警備部長、鳥取県警本部長を務める間に東北、近畿両管区の警察学校長を歴任。警察大学校では警備教養部長、副校長として後進を指導した。真っすぐな視線、落ち着いた口調。学者の風ぼうもうかがえる。

 思い出に残るのは警察庁交通指導課長だった九六年。前年まで八年連続で年間一万人を超えていた全国の交通事故死者が一万人を下回り、交通局の同僚らと胸をなでおろした。ただ「減ったとはいえ、たくさんの方が亡くなっているのだから…」と表情を曇らせる。

 昨年、四国では三百三十七人が交通事故の犠牲となった。「対策を着実に行い、不幸な思いをする人を少なくしたい」

 愛読書は、武士道を論じた「葉隠(はがくれ)」。警察大学校の講義では学生を前に葉隠の一節を披露して幹部の在り方を説明。「決断できるリーダー」であるために「突発事案について、あらかじめ考えて準備すべきだ」と強調した。

 日本の歴史が大好き。「休日には、知人から勧められた八十八カ所巡りをしたり、四県の城下町を歩いてみたい」と無邪気な笑顔をみせた。

 妻と二男一女を東京に残して単身赴任。東京都出身の五十三歳。