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県中学校長会長に就任   2004/4/28 16:45
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県中学校長会長に就任住友 雄一郎さん
(すみとも・ゆういちろう)

 小中学校で今、話題になっているのが義務教育国庫負担制度の問題。政府の三位一体改革の中で、自治体に毎年度あてられていた国庫負担金を地方交付税化する案が浮上している。交付税化されれば、自治体の裁量によって教育予算が変わる可能性がある。

 「国庫負担制度は義務教育の水準を維持し、山間へき地や離島でも一定水準の教育が受けられる最低保障の制度。教育の機会均等を守る上でも重要」と、今の制度の堅持を求めていく考えだ。

 徳島県内に目を向けると、高校入試の二段階選抜方式が二年目を迎える。受験生を抱える各中学からはよりよい制度への改善を求める声もあり「問題点をよく分析し、よりよい入試になるよう各中学の声を集約したい」という。

 大学卒業後、教師になり、最初に赴任したのが東祖谷山村の菅生中学校(現在の東祖谷山中学校)。少人数の学校だったが、生徒一人ひとりと深く接し、教育の大切さを実感した。

 その後、主に同和教育や生徒指導を担当。生徒指導では問題のある生徒に対して厳しくしかることもあったという。「どんな生徒とも徹底的にかかわってきた。大変だったが、やりがいがあった」と力を込める。

 二学期制や学校評価制の導入など、さまざまな教育改革が検討されている中でも、基本にあるのは「子供のために」という姿勢。

 「改革は進めていくが、子供不在の改革では本末転倒。生徒や保護者の声をよく聞くとともに、教職員の意識改革を図っていく」。徳島市庄町三。五十九歳。