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モラスコむぎ館長に就任した   2004/12/10 16:18
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モラスコむぎ館長に就任した水上 雅晴さん
(みずかみ・まさはる)

 「海の生き物を見ることで、ダイビングでも海岸清掃でも何でもいい。海に直接かかわることへの興味を持ってもらう入り口の役割を果たせれば。そのためにも、子供からお年寄りまで気軽に入れる施設にしたい」。開館して十六年余りになる牟岐町立貝の資料館・モラスコむぎに、初めて設置された館長に就いた。

 二〇〇三年度から牟岐町の委託を受けて、同館を運営するダイビング事業会社「クラブノアむぎ」が七月に始めた「漁師さんの水族館」のてこ入れのため招かれ、十一月から勤務している。

 「一スタッフと館長とでは社会的信用度が違う。責任は大きいが、やりがいもある」

 埼玉県所沢市に生まれ育った。「周りに海がなかった反動か、小さいころから海への興味は大きかった」。高知大学と同大学院では、栽培漁業を専攻した。その後、オーストラリアと和歌山県の水族館で計六年以上の実務経験を持つ。この経歴が買われた。

 漁師さんの水族館は、地元の漁業者が捕獲した魚介類の中から、商品価値はないが、珍しいものを譲り受け展示。「地元の人は当たり前で気付かないかもしれないが、牟岐の海洋資源は豊富だ。希少な生き物を数多く発掘できれば、うれしい」

 施設管理、経理、営業など業務全般にかかわる。水槽表面の細かな汚れや水槽内にたまったコケの除去など、設備管理を早くも他のスタッフに徹底指導。「解説パネルの内容も充実させたい」と意気込みは大きい。

 趣味は旅行だが「多忙で行く暇がない。これからもしばらくは無理のよう」と苦笑い。海南町四方原で妻と二人暮らし。三十二歳。