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徳島県高校野球連盟会長になった   2006/4/14 15:13
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徳島県高校野球連盟会長になった多田 繁行さん
(ただ・しげゆき)

 「自分が培ってきたものを高校野球界のために役立てられるよう尽力したい」。モットーは誠実。実直な人柄が、慎重な語り口ににじみ出る。

 徳島大、同大学院で電子工学を専攻。一九七四年から八年間の教員生活後、二〇〇〇年に鳴門工高の教頭に就くまで、県情報処理教育センター(当時)や県立21世紀館などで情報処理の分野を担当し、自らを「ネットワーク屋」と呼ぶ。

 しかし、〇三年から二年間、県教委スポーツ健康課長を務めた経歴も持ち、県内のスポーツ振興に携わってきた経験や人脈に期待する声は少なくない。

 スポーツの経験や指導歴はないが、教員生活振り出しの水産高でヨット部の顧問を務めた。艇の水垢(あか)取りに精を出す部員の姿が、今なお記憶に残る。「光が当たる部分に目を奪われがちだが、そこにたどり着くまでには日々の苦労がある」

 高校野球ともほとんどかかわりはなかった。だが鳴門工高教頭時代に、野球部が〇一年夏、〇二年春と甲子園に連続出場。アルプス席で応援した。「厳しい練習に耐えた子どもたちがはつらつとプレーするのを見て、高校野球の魅力が分かった」と振り返る。

 高校野球は全国的に不祥事が後を絶たない。「あってはならいこと。選手の将来にも影響しかねない。練習中のけがについても同じで、連盟として毅然(きぜん)と対策に取り組みたい」と熱っぽく語った。

 徳島市南二軒屋町で妻と三男、祖母との四人暮らし。祖母は阿波踊りの「よしこの」の名手・お鯉さん=本名・多田小餘綾(こゆるぎ)。昨年から徳島工高校長。五十七歳。