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徳島県高校長協会長に就いた   2006/4/8 15:15
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徳島県高校長協会長に就いた竹内 薫さん
(たけうち・かおる)

 「各校がどうやって生き残るか必死に模索している。協会は、孤独になりがちな校長同士がそれぞれの取り組みや課題を真剣に研究、協議する場になり、互いの資質向上につなげなければならない」。少子化で高校の統廃合が進む中、協会のあるべき姿を示す。

 県教委と現場とをつなぐ単なるパイプ役になるつもりはない。「目指すのは、双方向に働き掛ける関係。現場から県教委に積極的に要望を出し、施策への反映を求める一方、こちらも県教委の施策については協会として十分な共通理解を深めたい」と、口調は熱を帯びる。

 「子供が大好きだから」と教師を志し、広島大学教育学部に入学。徳島市立高教頭、阿波西高校長などを歴任して四年前、教師時代に十年勤めた城ノ内高に校長として戻ってきた。

 県内初の中高一貫校となって二年。第一期生の高校進学を来年度に控え、改革の意欲はますます盛んだ。学校評価制度による生徒の自由記述に「もっと授業を工夫し、分かりやすく」と意見があったのを受け、早速「自分はどんな姿勢で授業を受けているか」と生徒自身が分析する学習意欲態度評価、生徒による授業評価、そして教員による管理職評価も取り入れることにした。

 「大切なのはトップダウンとボトムアップのバランス。校長が明確に指針を提示するとともに、生徒や保護者、教員のさまざまな思いを見極めなければ」と気を引き締める。

 座右の銘は、校長室に額で掲げられた田内尉平・初代校長の言葉「滋而厳(じにしてげん)」。優しさを伴った厳しさは、必ず生徒に届くと信じている。

 趣味はガーデニング。「花は三日も水をやらなけばしおれる。常に目を向けることが大事なのは、教育と同じですね」。阿波市西条の自宅で母と二人暮らし。五十九歳。