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第1回日本料理コンペティションで優勝した
黒木美順(くろき・よしのぶ)さん   2008/2/21 11:21
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第1回日本料理コンペティションで優勝した 「料理人として人生最良の糧となった。自分ひとりの力ではなく、これまで支えてくれた人たちのおかげです」

 NPO法人・日本料理アカデミー(京都市)が主催した日本料理コンペティションで、初代チャンピオンの座を射止めた。審査員をうならせる味と技術で、全国百六十人の腕利きの頂点に立った。

 二〇〇六年秋から鳴門市内のリゾートホテル「グランドエクシブ鳴門」で「割烹(かっぽう) 樺林(かりん)」の責任者を務める。「最近の若手は肩書がある人の話には耳を傾ける。これで私のアドバイスも真剣に聞いてくれるようになるかな」と笑う。

 料理人歴二十九年。宮崎県日向市の料理旅館で、三兄弟の末っ子として生まれた。物心がついたころから調理場が身近にあり、自然と料理の道へ。大阪や京都で修業を重ね、京都市内の有名料理店で料理長を歴任した後、鳴門で働くようになった。

 自身の性格を問われると、「神経質な人間」と即答する。「そう言われることは料理人にとって最高の褒め言葉。常に細心の注意を払って完全燃焼しなければ、料理人は務まらない」と仕事に厳しい。

 現在、京都市内に妻と娘二人を残して単身赴任中。寂しく感じるときもあるが、鳴門の海を見ると心が落ち着くという。「子供のころに見ていた日向の海と鳴門の景色はよく似ている。食材にも恵まれ、本当にいいところですね。これからも皆さんに喜ばれる日本料理を作っていきたい」

 鳴門市撫養町の社宅で暮らし、休日は京都で過ごす。四十七歳。