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三好市観光協会事務局長兼地域観光プロデューサーに就任した
多田清二(ただ・せいじ)さん   2010/4/20 10:08
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三好市観光協会事務局長兼地域観光プロデューサーに就任した エコツーリズムの振興に携わった鹿児島県の屋久島から三好市山城町下名に移り住んで2週間余り。「地元の誰もが市内の観光地を案内できるような、市民主体の観光振興に取り組みたい」。抱負を語る口調は力強い。

 今月から職員を増やすなどして態勢を強化した市観光協会の事務局長兼地域観光プロデューサーに、全国公募による選考で就任した。豊かな自然を生かした観光メニューの開発や斬新なPR方法の企画などに挑む。

 「観光中心のまちづくりに向けて足場を固める」ことを、2年の任期中に実現させたいと考えている。「かずら橋を渡る人を何パーセント増やすというような成果は求めない。すぐに数字に結びつかなくても、一歩一歩、市民の観光への意識を底上げしていきたい」

 埼玉県所沢市出身。中学生時代から阿波踊り連に所属し、高円寺で踊った経験も。大学卒業後に就職した地元企業を28歳で退職。中南米やアジアの国々を点々としながら旅行代理店や邦字新聞社で働いた。

 さまざまな人の多様な価値観に影響を受けたことが、海外生活の宝物になった。中でもマレーシアでは国際協力機構(JICA)職員が現地の人と真摯(しんし)に向き合う姿を目にし、「自分の利益ではなく、地域やそこに住む人々のために働く。地域住民を幸せにできるような仕事に携わりたい」との思いを強くした。

 屋久島では昨夏から半年余り暮らした。自然の生態系を守りながら地域発展に貢献するエコツーリズムを学び、エコツアーガイドの研修も受けた。「三好市でも観光振興と環境保護の両立は重要な課題。経験を生かしたい」と意気込む。

 持ち物はクラシックギターと衣類だけ。まさに“身一つ”で三好市入りした34歳の独身。趣味はギターのほかにも登山、サーフィンと幅広い。