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鳴門高校の監督
森脇稔(もりわきみのる)さん   2010/7/28 10:19
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鳴門高校の監督 15年ぶりに古豪復活を果たし「選手たちのおかげ。やっと責任を果たせたかな」。高校野球の監督になって21年目。3度目の決勝進出で初めて手にした甲子園出場に「もう縁がないと思っていたのに」と笑う。

 鳴門高校が「渦潮打線」として全国にその名をとどろかせたのは60年前。その後もプロ野球選手を数多く輩出しているが、若い人はぴんとこない。選手には来年の創部100周年を踏まえ「新しい伝統をお前たちがつくれ」と話してきた。

 現役時代は鳴門高で主将を務めた。法政大学に進みマネジャーとしてチームを支え、1985年に母校の講師になったのを皮切りに同校野球部を10年間指揮。現・西武の潮崎コーチらを育て、計2度、夏の県大会決勝に進んだが、優勝はできなかった。「あのころは若かったのでがむしゃらだった。子どもたちと接するときも今より厳しかった」と言う。

 その後、母校を離れて養護学校に5年間赴任。野球から離れ、障害のある子どもたちと真剣に向き合った。生徒や保護者とは今も交流があり「いい時期を過ごさせてもらった」。子どもたちを信じることで見方や接し方が変わったという。

 「練習はすごく厳しい。でも、それ以外では面白い」というのが選手たちの監督評。選手に日記を書かせ、悩みがあればアドバイスするが、最近は一歩引いてみている。「選手の相談役は2人のコーチ。彼らのおかげでいいチームになった」

 客観的にチームの状況をみることで適切な指示ができるという。今回も3回戦まで力んで投げていた吉田投手に「力を抜け」とアドバイス。投球が見違えるほど良くなった。

 好きな言葉は「継続は力なり」。選手たちにも「派手なプレーはするな。基本をしっかりやって仲間を信じよう」と再三、話している。

 公民を教え、趣味の読書でも時事関係の本をよく読む。鳴門市撫養町で妻と2人暮らし。49歳。

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