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徳島県公安委員長に就任した
畠山正夫さん(はたけやままさお)さん   2010/8/6 12:58
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徳島県公安委員長に就任した 徳島県農協中央会会長、全国農協中央会副会長といった要職をこなしながらの公安委員長就任。月に何度も県外へ出張する忙しい生活だが、「県民が何を見て、どう考え、どんなことを求めているのか。県民の目線に立って、警察行政を監視していきたい」と意気込む。

 県警は安全で安心できる暮らしづくり、農協は安全で安心して食べられる食料の提供を担う。「安全安心は共通している」と、知識や経験を可能な限り生かすつもりだ。

 増え続ける児童虐待、多様化するインターネット犯罪、飲酒運転による悲惨な事故も後を絶たない。そんな社会の現状を憂う。「例えば、飲酒運転については取り締まりも当然重要だが、未然に防ぐことが大切。広報活動を見直し、もっと強くドライバーらに訴えてほしい」

 組織面に目を向けると、団塊世代の大量退職の影響で、30歳未満の警察官の割合は3割に上昇している。捜査力を維持するために、若手警察官の育成を喫緊の課題と考えている。

 常に心に留めているのは、孔子が論語の中で示した「恕(じょ)」という言葉。「己の欲せざる所は、人に施すことなかれ」を意味し、「自分がされて嫌なことは人にはしない。逆に、されてうれしかったことは、相手にもしてあげる。その精神はずっと守ってきた」と語る。

 4人の子どもは全員独立し、今は阿南市桑野町落合の自宅で妻と2人暮らし。正月と盆には子どもと8人の孫が自宅に集まり、「家中がごった返すほどの大にぎわいになる。2日もすれば、疲れてしまう」と笑顔を見せる。69歳。