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海上自衛隊徳島教育航空群司令に着任した
益田徹也(ますだてつや)さん   2011/1/27 10:26
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海上自衛隊徳島教育航空群司令に着任した 徳島生まれの徳島育ち。海上自衛隊徳島教育航空群(松茂町住吉)の群司令として、古里に戻ってきた。「故郷と海上自衛隊との関係を良好に保つ懸け橋になりたい」とにこやかに抱負を語る。

 徳教群勤務は、20代にパイロット訓練を受けて以来26年ぶり。今度は若い隊員を指導する立場となり、「任務には誇りと責任感が必要。両方とも教えるものではなく、隊員が赴任地を好きになれば芽生えるもの。そのために徳島の魅力を伝えることから始めたい」と話す。

 「パイロットになりたい」との思いで、自衛隊を志す。学費不要で勉強できたこともあって、徳島市立高校から防衛大学校に進学した。

 海上自衛隊入隊後、小月航空基地(山口県)、徳教群、鹿屋基地(鹿児島県)で訓練を積んだ後、ヘリコプターのパイロットになり、千葉県や神奈川県の部隊で通算6年、海上の安全確保にあたった。

 2001年から04年までは、モスクワの日本大使館で防衛駐在官として勤務し、国際情勢にも詳しい。徳島赴任前の約半年は、アフリカのジブチに長期出張し、ソマリア沖とアデン湾で多発する海賊に対処するため、現地での活動拠点づくりを担当。目の前に迫る危険に「国際的にも海上の安全保障は重要。質の高い自衛官の育成が欠かせない」と痛感した。

 久しぶりの徳島での生活では、北島町内で一人暮らしをする母を一番に思いやる。「これまでは年1回里帰りできるかできないかだった。親孝行できる機会が増えるかな」とにっこり。

 趣味はカメラ。愛用のデジタル一眼レフを片手に県内を散策し、故郷の風景を撮りためようと思っている。東京都内の自宅に妻と子ども2人を残して単身赴任。50歳。(川辺健太)