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世界陸上女子マラソン日本代表に決まった伊藤舞(いとうまい)さん   2011/4/23 10:40
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世界陸上女子マラソン日本代表に決まった伊藤舞(いとうまい)さん 2度目のフルマラソンとなった1月の大阪国際で、2時間26分55秒のタイムを出し準優勝。力を出し切ったが即内定とはいかず、ドキドキしながら発表を待った。大塚製薬に移籍以来の2年間、抱き続けた夢の知らせに「私でも実現できた」と達成感に包まれた。

 初めて背負う日の丸。周囲からの祝福を聞くたびに「出るだけでは駄目」と代表の責任を強く感じる。視線の先にはロンドン五輪があり「オリンピックにつなげる走りがしたい」と決意がみなぎる。

 中学時代はバレーボール部に所属、陸上は高校で出合った。全国大会とは無縁で京産大では無理がたたり故障に泣いた。4年生でけがが癒え、無欲で臨んだ全日本インカレ1万メートルで初の日本一。デンソーに入社したが伸び悩んだ。

 「新しい環境でやりたい」。そう決意した時、大塚製薬の女子チームが本格的に活動を開始した。再スタートの場としては最適で、河野匡監督も「バネがあってリズムがいい」と潜在能力を高評価した。世界を知るコーチ陣をはじめ、次々と日本代表に選出されるチームメートに刺激を受けながら「自分も加わりたい」と、世界を強く意識するようになった。

 心機一転、不思議なぐらいに歯車がかみ合う。練習や休養、食事面がうまくいき、けが知らずで常に走れる体を維持。初マラソンとなった2010年3月の名古屋国際で4位入賞し、日本女子長距離界に彗星(すいせい)のごとく現れた。「練習はつらいけど、試合で結果が出たらうれしい」と、昨季は長距離4種目で自己ベストを塗り替えた。

 性格はマイペース。練習中は慎重だがレースになると大胆に変わる。「試合で積極的に攻めるのが好き」と先頭集団を引っ張り、終盤の粘り腰で勝負する。

 最近はまっているのがミステリー小説で「最後のどんでん返しが楽しみ」。趣味と同様、真夏の大舞台でラスト勝負に懸ける。奈良県出身、26歳。