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県警捜査2課長 田中真実(たなかまみ)さん   2011/8/27 10:57
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県警捜査2課長 田中真実(たなかまみ)さん 「事件の摘発を通して、県民が一層安心して暮らせる社会をつくっていきたい」。詐欺や横領、汚職など知能犯罪の捜査を担う徳島県警捜査2課を取り仕切る。県警本部初となる女性課長だが、重責にも気負いは感じられない。

 使命感を持ってできる仕事に一生をささげたい。この思いを実現させるために警察庁を選んだ。採用前の説明会で聞いた同庁担当者の一生懸命で熱い語り口に、心を動かされたのがきっかけだった。

 入庁して7年。印象に残る仕事は、2007~08年に警察庁刑事局刑事企画課で担当したG8ローマ・リヨングループの国際会議だ。各国の担当者と折衝を重ね、国を背負う仕事の醍醐味(だいごみ)を味わった。入庁直後の警視庁麻布署では犯罪被害者の声にじかに触れ、被害者の悲しみを晴らす重い責任を感じた。

 京都大学法学部出身。学生時代は、サークル活動で国際法模擬裁判大会での勝利に情熱を傾けた。2年生時には国内予選で優勝し、世界大会に出場した経験を持つ。仲間で一つの目標に向かっていく体育会的な雰囲気が気に入っていたという。

 徳島での生活は初めて。着任の際、松茂町の高速バスターミナルに降り立ったとき、青から赤へと変化していく夕焼け空の美しさや風の心地よさに魅力を感じた。「最近手に入れたデジタルカメラを手に、県内の名所をくまなく回るのがこれからの楽しみ」と意欲的だ。また休日の気分転換にと数年前に始めたクラシックバレエの練習も、時間ができれば続けたいと思っている。

 中学まで神戸市で育ち、高校3年間は父親の仕事の関係でロンドンで過ごした。「徳島に来てから急速に、関西弁が戻ってきている」。夫と離れて単身赴任。30歳。