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徳島ヴォルティスの新主将になった 鈴木達也(すずきたつや)さん   2012/2/27 09:51
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徳島ヴォルティスの新主将になった 鈴木達也(すずきたつや)さん 2次キャンプ終了後、小林伸二監督から主将就任を打診された。ピッチを3次元で捉えられる戦術眼、攻守に労をいとわず動く献身的な姿勢。移籍直後ながらチームキャプテンを任されたのも、そのサッカーに対する意識の高さから。仲間が聞く耳を持つというリーダーとしての資質があると指揮官は判断した。自らぐいぐいと引っ張るタイプではなく、戸惑いもあったが「戦う上で選手間のコミュニケーションは大事。自分の経験をみんなに伝えていきたい」。自然体で大役と向き合う。

 小学生時代から横浜マリノスの育成組織で育ち、ジュニアユース追浜に所属した中学時代以来の背番号10を徳島でまとう。筑波大から2005年に柏に入団し、08年8月から11年までFC東京に在籍した。その間に2度、J1昇格を経験。昨季、J2優勝と天皇杯制覇を遂げたFC東京は質の高いパスサッカーで他チームを圧倒した。「そのFC東京でさえチームが一つにならなければ勝てない時期があった」。感じたのは意思疎通の重要さと、みんなが同じ方向を向き長所を引き出し合うチームになる必要性だ。練習後、プレーの改善点や各自の考えを話し合う輪の中には必ずその姿がある。

 主将も初なら関東を離れたのも初めて。「全力で徳島を楽しみたい。いい場所をみんなに教えてもらって」とオフの気分転換にも思いを巡らせる。幼稚園から高校まで教室に通ったピアノもその一つ。「しばらくちゃんと弾いていない。まだ家にないけど、もう一回やりたいと思っていたところ」と照れ笑いし、いずれ様になる曲を披露したいと思っている。「サッカーにも良い影響が出れば」と話すあたりは根っからのプレーヤー。誰かが突出しても沈んでも、いい旋律は奏でられないことを知っている。神奈川県横須賀市出身。29歳。独身。