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全国高校バスケットボール選抜優勝大会徳島県予選で優勝した城東高校男子監督 泉直哉さん(いずみなおや)   2012/11/9 10:23
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全国高校バスケットボール選抜優勝大会徳島県予選で優勝した城東高校男子監督 泉直哉さん(いずみなおや) 就任1年目でチームを3年ぶりの優勝に導いた。3連覇を狙った宿敵・徳島市立高を鮮やかな逆転劇で退けた決勝戦。試合終了を告げるブザーが鳴ると思わずガッツポーズが出た。「選手たちが苦しい練習に耐えて結果を出したことがうれしかった。本当にたくましくなった」。身長188センチの熱血漢の目が涙で潤んだ。

 愛媛県松前町出身。中学1年で競技を始め、伊予高、日体大でフォワードとして活躍した。1993年の東四国国体を機に来県し、チームの準優勝に貢献。その年から高校の保健体育教諭となった。日和佐高(現海部高)に5年間務めた後、徳島商高へ。当時1回戦負け続きのチームを徹底的に鍛えた。あまりの厳しさにチームを去る選手もいたが、方針は変えなかった。その結果、同校では11年間で4度、チームを全国大会に導いた。「生半可な練習で勝てないのは当然。仮に勝てなくても苦しみに耐えた経験が社会に出て困難にぶつかった時に必ず役立つ」。勝利至上ではなく、選手の人間的な成長を願う気持ちが根底にある。

 4月に城東高へ異動。名門復活を託されたが、練習時間は走り込みと筋力トレーニングを含めても1日2時間。効率的な強化には実戦しかないと7月から毎週末、県外遠征を繰り返した。「強豪との対戦で自分に足りないことを自覚させ、課題克服を徹底させた」。それが実り1、2年生だけで3年生の残る徳島市立を破った。

 4年前から県バスケットボール協会の高校専門部長を務める。小学生への基本指導や中高校生の合同練習会を開くなど一貫した育成強化に力を注ぐ。県全体のレベルアップを願い「どこが出ても全国で勝てるようにしたい」。まずは今冬、城東の監督として初の全国1勝をつかみ取るつもりだ。

 徳島市東吉野町3で妻(37)と長女(7)次女(3)の4人暮らし。41歳。