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2年連続で選抜高校野球に出場する鳴門高監督 森脇稔(もりわきみのる)さん   2013/1/26 10:50
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2年連続で選抜高校野球に出場する鳴門高監督 森脇稔(もりわきみのる)さん 昨春から3季連続の甲子園出場を果たし、創部102年の歴史に新たな1ページを加えた。2010年夏に監督として初めて聖地に立って以来、早くも4度目の大舞台に「地道にこつこつと取り組んできた成果が出てきた。神様がご褒美をくれたんでしょう」。選手たちから胴上げされ、表情が緩んだ。

 昨秋の四国大会では2連覇こそ逃したが、準決勝の済美(愛媛)戦は大会屈指の豪腕を攻略。九回に集中打を浴びせて3点差を逆転し、選抜出場を引き寄せた。「鳴門の強みを発揮できた」。昨春の選抜大会で史上初の2試合連続延長サヨナラ勝ちで8強入りしたチームから7人が残る経験値の高さと勝負強さを印象付けた。

 1985年、24歳で鳴門高の監督に就任。指揮を執った10年間は教え子が「監督が口を開くのは怒るときだけだった」と言うくらいに厳しい指導を貫いた。しかし、2000年に赴任した徳島工高(現徳島科技高)では選手との対話を重視。厳しさだけでなく、じっくりと話し合って育てることの大切さを学んだ。07年に鳴門高に復帰。昨秋の県大会決勝では、生きた球を受ける捕手の意見を聞いて投手交代を決断し競り勝った。

 鳴門高での現役時代は主将を務め、法政大ではマネジャーとして部員約100人を支えた。当時の選手や他チームのマネジャーとは今でも交流がある。社会人チームや大学の監督も多く「指導方法に悩んだときは相談に乗ってもらっている」。豊富な人脈が選手育成に役立っている。

 趣味は旅行。監督業を離れた約15年前にはヨーロッパやアジアの観光地をよく巡ったが、現場に復帰してからは野球漬けの生活が続く。「最近は自宅で飼っている金魚に餌をやることが気分転換ですね」と笑った。

 鳴門市撫養町で妻と2人暮らし。51歳。