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四国大学次期学長に選ばれた松重和美(まつしげかずみ)さん   2013/2/25 09:05
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四国大学次期学長に選ばれた松重和美(まつしげかずみ)さん「学生にとって魅力ある大学」を掲げ、四国大学が2011年度から進めてきた大学改革のかじ取り役にと白羽の矢が立った。「全く予期していなかった」と戸惑いもあったが、若者の育成や地域貢献に少しでも力になれれば、と未知の世界への挑戦を決意した。

 福岡県出身。日本人初のノーベル物理学賞受賞者、故湯川秀樹博士に憧れ、物理学の道に進んだ。九州大や米ケース・ウエスタン・リザーブ大大学院で学び、九州大で教員に。専門は有機エレクトロニクス。1993年に京都大に移り、04年から4年間、副学長も務めた。この間、ベンチャー企業の支援施設や当時最大級の産学連携センターなど、新施設の設置に尽力した。

 専門分野だけにとどまらず、新しい分野に積極的に取り組んできた実績、手腕を四国大が高く評価。大学改革を先頭に立って進めるのにふさわしい人物として学長職を打診した。

 四国大は11、12の両年度、学生の研究費助成事業や奨学金拡充など、改革の基盤となる学生確保重視の事業を推進。13年度からは大学運営やカリキュラムを見直す本格的な改革に着手する。「社会や地域と共に生き、活気ある大学作りを目指す。四国大らしい特色を生かすことと、地域への情報発信に力を入れたい」と温厚そうな表情を引き締める。

 趣味は音楽鑑賞で、ロックからクラシックまで幅広い。3人の子どもは独立し、現在は京都府宇治市で妻美恵子さん(64)と2人暮らしだが、3月に夫婦で徳島市に移る。四国で生活するのは初めてで、「妻と徳島の観光地を巡るのが楽しみ」。65歳。