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徳島弁護士会会長に就いた大西聡(おおにしそう)さん   2013/4/1 11:02
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徳島弁護士会会長に就いた大西聡(おおにしそう)さん 2006年に始まった新司法試験で若手弁護士が急増。徳島弁護士会の会員も10年前の1・7倍の90人になった。ベテランから若手までを束ねる会長に1日付で就任。「先輩方から受け取ったバトンをしっかりと次の世代に引き継いでいきたい」と抱負を語る。

 弁護士の増加は司法サービスの充実につながる一方、経済基盤の格差や弁護活動に対する考え方の違いから若手とベテランで会が二極化する事態が懸念されている。「今の徳島弁護士会は良い雰囲気を保っている。若手と中堅以上の交流の場を設け、より連携を強めたい」

 郷里のために働く政治家を志して中央大学法学部政治学科に入学。「人間社会を法律という物差しで測るのはおかしい」と法律には冷たいイメージを持っていたが、3年生の時にゼミの恩師から「法律は社会をうまく回すための道具で、使い方が大事」と説かれて考えが変わった。弱者や困っている人を助ける弁護士になろうと決心。8度目の挑戦、30歳で司法試験合格を果たした。

 弁護士になって17年。セクハラ被害に遭った女子大学院生の代理人として勝訴した民事訴訟や、傷害罪に問われた会社役員の無罪を勝ち取った裁判など印象に残る仕事は多い。「一番やりがいを感じるのは依頼者が喜んでくれた時」と笑顔を見せる。

 03年に独立し、古里の美馬市脇町に事務所を設立。地裁支部がある脇町に法律事務所ができるのは23年ぶりで話題になった。12年10月には徳島市内にも事務所を開設し、両事務所を行き来する多忙な日々を送る。

 仕事に追われて家族と一緒に過ごす時間は少ないが「できれば一家で旅行に行きたい」と家族思いの一面をのぞかせた。徳島市内で妻、4人の子どもと6人暮らし。49歳。