徳島新聞Web

12月16日(土曜日)
2 2
16日(土)
17日(日)
防災・危機管理人材養成プログラムの教官を務める徳島大学環境防災研究センター特任准教授照本清峰(てるもときよみね)さん   2013/4/20 11:28
このエントリーをはてなブックマークに追加

防災・危機管理人材養成プログラムの教官を務める徳島大学環境防災研究センター特任准教授照本清峰(てるもときよみね)さん 東南海・南海地震の危機が迫る徳島で急がれる災害対応の人材育成を目的にした徳島、香川両大学によるプログラムが今月始まった。これに合わせ、1月に徳島大環境防災研究センター特任准教授に着任した。

 プログラムは自治体職員や企業関係者らが受講。2年間の授業を通じ、学校防災の専門家や災害医療コーディネーターらを育てる。

 前任地は和歌山大防災研究教育センター。「防災を地域の文化に」と願い、2010年から3年間、研究に取り組んだ。「年に1回でも2回でもいい。普段から訓練を繰り返すことで自然と身に付き、いざというときに適切な行動をとることができるような防災文化を各地域に築いていきたい」と思いを語る。

 和歌山で取り組んだのは、実践的な津波避難訓練。道の封鎖やけが人の発生など、地震発生後の状況を想定すると、普段の倍近く、避難に時間がかかることなどを体験してもらった。地域全体に取り組みを浸透させるため、小学校とも連携した。

 徳島市上八万町出身。城南高校を卒業し、進学した埼玉大3年のときに阪神大震災があった。それより前に関東大震災のリポートをまとめるなど、防災にはもともと関心があったが、阪神大震災を機に、より踏み込むようになった。

 東京都立大(現首都大学東京)大学院博士課程修了。防災科学技術研究所(茨城県つくば市)、人と防災未来センター(神戸市)の研究員を経て和歌山大、そして古里の徳島大へ。「災害時に現場で対応するのは地域の人。プログラムなどを通じ、防災文化が徳島に根付くよう努めたい」

 うどんが一番好きな徳島の味。徳島市新蔵町。40歳。