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県小学校長会長に就いた七條和惠(ひちじょうかずえ)さん   2013/5/5 11:13
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県小学校長会長に就いた七條和惠(ひちじょうかずえ)さん 徳島県内の小学校校長188人のまとめ役に選ばれた。27代目で女性会長は初めてとなるが、「これまで仕事で性別を意識したことはない」と気負いはない。

 いじめや体罰、防災対策など学校を取り巻く懸案事項は多い。「不透明で複雑な時代だからこそ、子どもの生きる力を育てるという普遍のテーマにきちんと取り組む必要がある」と、県外の組織とも連携を強め、より良い指導の在り方を模索する。女性の小学校長は増えてきたとはいえ、県内ではまだ35人。女性がさらに活躍できる環境づくりにも気を配る。

 教頭に就くまでに勤務したのは、初任地の三好市の菅生小学校(閉校)と徳島市の助任、沖洲両小学校だけ。「一つの学校に長く勤めたことで、地域と深い関わりを持つことができた」と振り返る。2012年から勤務する内町小学校では、2階の校長室から児童が国旗と校旗を元気よく掲げる様子を眺めるのが毎朝の楽しみ。

 教師人生で最も印象に残っているのは、沖洲小で6年生を担任した年。病床の父の最期をみとるため、1週間の連続休暇を取った。父を送り出し、傷心のまま職場に復帰した朝、事情を知った児童が次々と優しい言葉を掛けてくれた。「沈んでいたが、頑張らなければという気持ちになれた」。人の心を思いやる子どもを育てる大切さをあらためて知った。

 モットーは、読書家だった義父がよく口にしていた「人間は一生勉強」。長女は独立して県外で働き、徳島市川内町大松で夫と次女の3人で暮らす。休日に庭の草むしりをするのが一番の気分転換。59歳。