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徳島県中小企業団体 中央会の会長になった山本紘一(やまもとこういち)さん   2013/6/6 10:44
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徳島県中小企業団体 中央会の会長になった山本紘一(やまもとこういち)さん 「ものづくりが元気にならないと活力が生まれない」と前会長から託され、設立58年を迎える県中小企業団体中央会で、初めてのエンジニア出身の会長となった。ものづくりで培った経験を生かし、団体の垣根を越えた連携も進めていきたいと任に当たる決意だ。

 小松島市のプレス機械メーカーの会長を務める。徳島大学で機械工学を学び、ものづくりに携わり半世紀近くになる、根っからのエンジニアだ。「重大な役割に緊張しているが、これまでとは違った視点で役に立てれば」とソフトな語り口に熱意がこもる。

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」で景気回復への期待が高まっているとはいえ、「中小零細には厳しい状況」。企業の多くで原燃料費の上昇が負担となっており、「大都市と地方、大企業と中小企業の格差も広がっている」と気を引き締める。

 就任のあいさつではこう呼び掛けた。「地域を支えるビッグベンチャーの企業も最初は中小零細だった。連携を密にして、難しい局面を乗り越え、徳島を発展させるよう頑張っていこう」

 モットーは「誠心誠意」。仕事一筋に歩んできた。「ほかにないものをつくることで価値が生まれる。会社では設計から営業まで何でもやった」と振り返る。国内をくまなく回り、海外にも頻繁に足を運んだ。「観光をしたことはなく、仕事のことしか覚えていない」と笑う。自身も「まじめ」と評する人柄に周囲の信頼は厚い。

 趣味は65歳から始めたゴルフと卓球。「孫ができて、体力づくりをはじめ、自分にもっと気を配らなければ」と思い立った。69歳からは俳句も楽しんでいる。休日には、科学や技術の分野を深く掘り下げたドキュメンタリー番組をじっくりと見ることも多い。

 徳島市新南福島1で、妻、長女と3人で暮らす。72歳。