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徳島県副知事になった熊谷幸三(くまがいこうぞう)さん   2013/7/9 08:41
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徳島県副知事になった熊谷幸三(くまがいこうぞう)さん 徳島県のナンバー3に当たる政策監を2年間務め、8日付で県庁生え抜きとしては5人目の副知事に就任した。飯泉嘉門知事からの「前任者が総務省に帰るので、その後をお願いしたい」との一言で、覚悟を決めた。

 技術職出身では初めての起用。「事務職出身の副知事ばかりだったので、まさか自分はないだろうと思っていた。本当に驚いた」

 高速道路の全国共通料金制度導入や、四国横断自動車道・鳴門ジャンクション-徳島インターチェンジ間の完成を2014年度に控え、これら重要案件に全力を傾ける。各部局間が連携した関連事業もあるため、これまで以上に庁内調整の手腕が求められる。

 「やりがいもあるが、重い気持ちもある。環太平洋連携協定(TPP)の問題など課題が山積している」と表情を引き締める。職員には「今年は県の命運を決する重要な年だということを肝に銘じ、気を引き締め、団結して取り組んでほしい」と呼び掛けた。

 1973年に京都大農学部を卒業後、入庁。林業の技術職として県の林業再生に全力を傾注した。現在、県林業公社の理事長も務める。「林業行政の面白さは、知恵と工夫が実れば結構な成果が出てくるところだろうか。山もきれいになるし、何より林業者の収益が上がる。消費者にも喜んでもらえる」。山について語り始めると、次々と言葉が口をつく。

 長女、次女は独立し、徳島市の自宅で妻と2人暮らし。料理が趣味で、休日にはシカ肉やサンマ、卵などの薫製を作って友人らをもてなす。アイスホッケーの県国体チーム監督も務め、文武両道を地でゆく。ストレス解消法は最近、新調したオーディオ機器での音楽鑑賞。「何でも聞くが、最近のJポップは分からない。せいぜい、ビギン(沖縄出身の3人組)までかな」。62歳。