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海上自衛隊徳島教育航空群司令に着任した久保内修一(くぼうちしゅういち)さん   2013/8/13 10:21
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海上自衛隊徳島教育航空群司令に着任した久保内修一(くぼうちしゅういち)さん 「プロたれ」。徳島教育航空群司令部の玄関を入ると、大きく書かれた文字が目に入る。自分で考えて行動し責任を持て、との隊員への教えを短い言葉に込め、赴任直後に掲示した。「階級に関係なく国民の期待を背負っていることを常に意識しなければならない」とよどみなく語る。

 松山市出身。徳島県への赴任は初めてだが、防衛大学校の学生時代に徳島出身の同期に連れられ、本場の阿波踊りに触れた。赴任して早速、徳教群の踊り連「かもめ連」で踊りを体験。腰を低く落とす男踊りを習い始めたばかりで「みんなの中で一番、腰が高い」と笑う。

 飛行機への興味から自衛官を志望。防大卒業後は、潜水艦などの警戒に当たる哨戒機の戦術航空士の道を歩んだ。哨戒機にはパイロットをはじめ、目標を監視するオペレーター、計器類を監視する航空機関士など専門の役割を担う10人が乗り込む。戦術航空士は機の頭脳として搭乗員の報告から状況を分析し、指示を出す。専門家集団をまとめる重要な役割で「チームが百パーセントの力を発揮するにはどうするかを常に考えた」。

 第5航空群司令部(那覇市)首席幕僚だった2010年、中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりし、中国人船長が逮捕される事件が発生した。緊迫する最前線での警戒を振り返り、「何が起きても淡々とやるだけ」と、国防のプロとしての自信をのぞかせる。

 転勤や出張が多く、日本各地を巡る中で地域の文化に触れるのが楽しみの一つ。中でも城の見学は欠かさず、徳島市の徳島城跡も以前に出張で訪れた際に駆け足で見て回った。ウオーキングが日課で、東京勤務だったころは毎朝4キロ余を歩いて通勤していた。

 神奈川県逗子市に家族を残し、単身赴任。54歳。