徳島新聞Web

10月24日(火曜日)
2 2
24日(火)
25日(水)
徳島県警本部長に着任した児嶋秀平(こじましゅうへい)さん   2013/8/24 12:03
このエントリーをはてなブックマークに追加

徳島県警本部長に着任した児嶋秀平(こじましゅうへい)さん 経済産業省では初めてという3度目の警察への出向で徳島県警のトップに就いた。「過去2度の警察勤務で、人々の安全・安心をダイレクトに守る警察の仕事が大好きになった。警察組織の中と外の両方を経験しているので、培ってきた知識と経験を総動員して頑張りたい」。着任会見では、群馬県警と警察庁刑事局での勤務を振り返りながら、抱負を語った。

 京都大学法学部卒業後、「グローバルな仕事」を夢見て通商産業省(現経産省)に入ったが、「夢がかなったのは警察庁勤務の時」。国際連携対策官として、警察庁が外国政府とマネーロンダリング(資金洗浄)について情報交換できる環境を築くため、約2年間で延べ39カ国を飛び回った。

 東日本大震災の発生時は当時の原子力安全・保安院に所属し、首相官邸と福島県を何度も往復。東京電力福島第1原発の使用済み核燃料プールを冷やす作戦の連絡調整に当たった。そうした経験も踏まえ、徳島県警の危機管理体制の再点検や実践的訓練などを重ねながら、南海トラフ巨大地震への備えに万全を期す。

 徳島へ来たのは、40年前の小学生時代の家族旅行以来。土地勘を付けて仕事に役立てるためにも、徳島ラーメンや徳島バーガーの食べ歩き、映画「眉山」のロケ地巡りなどで県内各地に足を運ぶつもり。阿波踊りシーズンの直後となった着任を残念がる一方、「10年ぶりに復活した県警の『しらさぎ連』は、前本部長の重要申し送り事項なので続けたい」と笑った。

 妻、2人の娘と離れ、徳島市内の公舎に単身赴任。中学、高校、大学と10年間続けた柔道は4段。群馬県警警務部長時代には大会にも出場したが「もう年だし、けがをしたら代わりがいない立場をわきまえないといけないので、試合には出ませんよ」。滋賀県出身。49歳。