徳島新聞Web

12月15日(金曜日)
2 2
14日(木)
15日(金)
県人事委員長に就任した立木さとみ(たつきさとみ)さん   2013/8/25 10:07
このエントリーをはてなブックマークに追加

県人事委員長に就任した立木さとみ(たつきさとみ)さん 社会人として高い見識を持つ民間人から選任される徳島県人事委員会(3人)の委員を2010年4月から務める。委員会には職員採用試験や給与改定の勧告など県の人事行政に対する権限が与えられており、「中立・公正を前提に、職員のため、ひいては県民のために職務に当たりたい」と意気込みを語る。

 採用試験にも携わり、面接官として数百人の新卒者や社会人経験者に接してきた。「この人に県行政を任せられるかという観点を踏まえ、大規模災害など想定外の出来事が起きた際、柔軟な考えを持って対処できる人物かどうかといった点も判断材料になる」。面接の評価項目をより細かくするなど試験方法にも工夫を凝らしている。

 給与については「原資は税金。県民の厳しい目線が常に注がれていることを忘れないでほしい」と力を込める。給与勧告を行う場合、県と同規模の企業の給与と比較し、据え置くか、引き下げるかを判断する。ただ、県内は中小零細企業が大半。「県の組織と同規模となると大企業しかなく、給料はやや高めだという印象が県民にはある。だからこそ県民の期待に応える仕事が要求される」

 上智大文学部を卒業後、東京の出版社で編集者として働いた。実家の立木写真舘には正月ぐらいしか帰省できなかったが、決まって家族写真を撮った。しかし、1993年だけはたまたま撮らなかった。その年の6月、4代目社長だった父利治さんが急逝。「撮影していれば」という後悔の念は今も拭い去れない。

 「経験者だからこそ伝えられる」。現在、写真舘の常務として、家族写真の良さをPRするキャンペーンの企画やパンフレット作成など多忙な日々を送る。徳島市仲之町1で母恵美子さんと2人暮らし。53歳。