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徳島インディゴソックスを後期優勝に導いた島田直也(しまだなおや)さん   2013/9/15 09:59
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徳島インディゴソックスを後期優勝に導いた島田直也(しまだなおや)さん ナインの手で宙に舞う指揮官の笑顔がカクテル光線に照らされ一層輝く。就任2年目の今季、前期は出足こそ好調だったが香川に逆転されて2位にとどまり、後期も優勝マジックナンバーを点灯させてから愛媛の追い上げを受けた。「全員一丸となって手にした栄冠」。喜びと達成感はひとしおだ。

 15年間のプロ投手生活で優勝を2度経験した。ヤクルト時代の2001年は終盤巨人に追い上げを許し、自身も直接対決で打ち込まれ、相手を勢いづけた。「最後は気持ちの強さがものをいう」。プロで学んだことを選手に伝え、勝利への執着心を引き出した。

 現役引退後、07年から3年間、独立リーグのBCリーグで投手コーチを務めた。11年に徳島の投手コーチとなり翌年監督に就いた。夏の甲子園でエースとして準優勝した常総学院高(茨城)時代の恩師・木内幸男監督を理想とし「選手の良さを最大限引き出す」をモットーに、褒めて伸ばす指導を実践。小柄ながら闘志むき出しでプロのマウンドを守ってきた男は中途半端が嫌いで「精一杯やって失敗しても怒らないが、怠け者は容赦しない」と語気を強める。

 それでも「昨年は選手とやや距離を置いてしまった」と反省し、今春からは投手経験を率直に語ったり、細かくアドバイスしたりとコーチ時代のスタイルに戻した。自ら歩み寄った結果、選手たちの「頼れる兄貴」となった。

 2年前はリーグ年間総合Vに輝いたが、BCリーグ代表との独立リーグ日本一決定戦で敗れた。その悔しさを知る選手も多く「日本一へのこだわりが発奮材料になっている。僕はその背中を押すだけ」。燃える男の戦いは続く。

 長男隼斗さん(22)はプロを目指す社会人野球の内野手。常総学院高でチームのマネジャーだった典子夫人(43)を茨城県土浦市の自宅に残し、徳島市で一人暮らし。千葉県柏市出身。43歳。