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徳島商工会議所会頭に再選された近藤宏章(こんどうひろあき)さん   2013/11/6 09:46
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徳島商工会議所会頭に再選された近藤宏章(こんどうひろあき)さん 県内最大の経済団体のトップを3期続けて託された。安倍政権の経済政策などで景気は全国的に回復傾向にあるといわれるが、「実感はない」と強調。「あらためてしっかりとした方針を示し、地域経済の発展のため余力を残さず走り抜きたい」と力を込める。

 中央、大企業寄りの政策に対する注文は厳しい。地方の疲弊に危機感を募らせており、「地方が元気にならなければ本当の成長はない」と、日本商工会議所を通して国に提言していく構えだ。

 「政治任せでは地方は回復しない。他と同じことをやっていても伸びない」との持論も展開。商議所の議員、事務局職員の奮起を促し、1次産業など異業種との連携強化を目指す。

 「最重要課題」だった旧徳島経済センターの改築に道筋を付け、徳島経済産業会館を2012年3月に移転オープンさせた。構想から20年余りがたち、自らも副会頭時代の7年間を含めて担当。「大役を果たせた」とホッとするとともに、「モチベーションは次第に落ちていた」。

 とはいえ、6月の通常議員総会で続投要請を受けると、ほっとけない性分が顔を出した。持ち前のやる気に再び火がついた。

 自らを評して「人前に出ても物おじしない性格」。家業が倒産し借金をして大学に通った。その在学中、学生を集めて美装のアルバイトグループを起業。生計を立てていこうと、もがき苦しんだ経験が力になっていると振り返る。

 趣味は磯釣り。休日も8割は用務が入る多忙な中、「魚と会話をしているとストレス解消になる」。潮目や水温をみて、道具選びに知恵を絞る。「ビジネスも同じ。待つだけではだめで、攻めていかなければ結果は出ない」

 徳島市山城町東浜傍示の自宅で妻智恵子さん(62)と暮らす。66歳。