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全国高校ラグビー選手権出場を18年ぶりに決めた城北高監督福田道章(ふくたみちあき)さん   2013/11/17 12:03
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全国高校ラグビー選手権出場を18年ぶりに決めた城北高監督福田道章(ふくたみちあき)さん 「20回やって1回勝てるかどうか分からない相手。最後まで根負けせずに戦ってくれた選手に感謝したい」。監督として10度目の挑戦で初めて花園切符をつかんだ。6連覇中の王者を相手に終了間際の逆転劇を演じた教え子の勇姿にしびれた熱血漢の目に涙が光った。

 市場中では投手を務めるなど根っからの野球少年だったが、阿波高1年で楕円(だえん)球の魅力に取りつかれた。「1人だけうまくても駄目。15人が力を合わせて戦うラグビーが面白かった」。主将を務め、花園を目指したが聖地には届かなかった。筑波大でもラグビーを続け、卒業後は高校教師となり、監督として夢を追い続けた。

 しかし、花園への道は想像以上に厳しかった。通算7年目となる城北高では選手不足に悩み、5年前は他校との合同チームで、4年前は他部から助っ人を借りて出場した。必死で勧誘したかいあって3年前からようやくメンバーがそろったが、今年は春季大会、県総体とも決勝で貞光工に敗れた。

 「ラグビーは偶然の少ないスポーツ。事前にきちんと準備しないと試合には勝てない」と言い切るように打倒・貞光工を掲げた今大会も綿密に作戦を練り、選手に浸透させた。体格で上回る相手にスクラム勝負を挑んでも勝ち目はなく、セットプレーから早い球出しでリズムをつくり、集散のスピードを上げて勝機を見いだした。

 「貞光工を倒すことで精いっぱいだったので全国大会の準備は全くしていない」。花園初勝利へのプランはこれからじっくりと練るつもりだ。

 石井町藍畑の自宅で川島高教諭の妻幸(さち)さん(38)と小学生の娘3人の5人暮らし。保健体育教諭。43歳。