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ひろしま徳島県人会の初代会長になった広島大学理事・副学長岡本哲治(おかもとてつじ)さん   2013/12/11 09:43
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ひろしま徳島県人会の初代会長になった広島大学理事・副学長岡本哲治(おかもとてつじ)さん 大学進学などで多くの徳島県出身者が暮らす広島県に全国28番目の徳島県人会ができた。幅広い人脈を買われ、7日の設立総会で初代会長に就任。「古里とのつなぎ役としてお役に立てれば。徳島出身の学生や広島で就職した若者のネットワークづくりもしたい」と抱負を語る。

 井川町(現・三好市)出身。脇町高校から広島大学歯学部へ進学。口腔(こうくう)がんの研究が専門で、大学院歯学研究科から歯学部助手などを経て1996年に教授となった。大学病院主席副病院長などを務めた後、2009年から理事・副学長。

 主席副病院長時代には、歯の治療に恐怖感を持つ患者のケアを重視しようと、歯科医と麻酔科医が連携して治療に当たる「あんしん歯科治療室」の開設を推進した。2000~06年には、原爆投下があった広島の学者としての使命感から、旧ソ連の核実験で多くの人が被ばくしたカザフスタンに大学医師団の一員として出向き、定期的な歯科治療を行った。

 副学長になってからは大学全体を見渡す役割が増え、産学官連携などを担当。広島特産のカキの生産作業を手助けする加圧式自動カキむき機など、地域に密着した製品も生み出している。「地域の課題をテーマにしたり、企業と連携して地元に貢献したりすることは、大学の一番の役割」と力を込める。

 子どもは独立し、広島市中区の自宅で妻と2人暮らし。お盆や正月には古里・徳島に帰省している。58歳。