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27年ぶりに選抜高校野球大会に出場する池田高監督 岡田康志(おかだやすし)さん   2014/1/25 11:15
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27年ぶりに選抜高校野球大会に出場する池田高監督 岡田康志(おかだやすし)さん 胴上げされ、熱いものがこみ上げた。春は27年ぶり、夏を合わせても22年間遠ざかっていた甲子園。輝かしい球史を誇る「IKEDA」の長い空白を埋める朗報に「本当に長かった。いろんな思いが頭を駆け巡った」と声を詰まらせた。

 鴨島一中から池田高に進んだ。3年時の1979年は捕手で主将として甲子園に春夏連続出場し、春は8強入り、夏は準優勝に輝いた。この年の戦いぶりが県内での池田の地位を不動のものにした。

 筑波大卒業後は保健体育の教員として母校に戻り、恩師の故蔦文也監督をコーチとして支えた。蔦監督の代理として臨んだ91年夏、監督を引き継いだ直後の92年夏に甲子園で指揮を執った。それから22年。声を荒らげることは控え、選手の自主性を伸ばすことに重点を置くようになった。「高校野球には勝ち負け以上に大切なことがあると気付かされた」と話す。

 98年に異動した穴吹高での監督経験が転機となった。強く心に残っているのが、2004年の豪雨。半年間もグラウンドが使えなくなる困難に直面したが、選手たちはめげずにバットを握り続け、地域の人たちも支えてくれた。「野球ができる喜び、楽しさを教えてもらった」。感謝の気持ちは今も忘れない。

 甲子園37勝、優勝3回。蔦監督の業績はあまりにも大きい。だが、名将の口癖だった「思い切っていけ」の言葉を胸に刻み、一歩でも近づきたいと野球漬けの日々を送る。

 三好市池田町ウエノで妻、長男、次女と4人暮らし。52歳。