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徳島県議会第88代議長になった森田正博(もりたまさひろ)さん   2014/3/15 10:34
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徳島県議会第88代議長になった森田正博(もりたまさひろ)さん 張りのある声、豊かな髪。「現職県議で最年長」と聞いて誰もが驚く。「素朴で飾らず、人一倍、正義感が強い」というのが周囲の評。自身も「曲がったことが嫌いで、真っすぐ突き進んできた」。同僚議員や県職員からは「森田の親分」と慕われる。

 消防団活動がライフワーク。18歳で消防団に入り、65歳までの47年間、第一線で活動した。山火事では数十リットルの水を入れたタンクを背負い、現場に向かった。肌を刺すような冷たい川の中に入り、連日、遺体を捜索したことも。家族を失ったり、家を焼き出されたりした人を数多く見てきた。「これ以上悲しい思いをする人を増やしたらあかん」。政治を志す原点となった。

 地元板野町の県道沿いでガソリンスタンドを約40年間、夫婦で営んでいる。午前5時半には起床して朝食を作り、6時に店を開けている。「早朝から店に来てくれるお客さんがいるから」。給油はもちろん、車の窓ガラスのふき掃除も自らこなす。「『景気はどうで』『きょうは議会はないんで』とたわいもない話をするのが楽しくてね」。住民の生の声にしっかりと耳を傾ける。

 休日はもっぱら読書にふけっている。老後の生き方や人生哲学について書かれた本を好んで読み、今お気に入りの作家は曽野綾子さん。「きれいごとで飾るのではなく、善悪をはっきりさせ、生き方を明快に示してくれる」

 週2回の墓参りは欠かさない。「先祖は大切にしなければならない。議長就任を早く墓前に報告したい」。妻と2人暮らし。板野町犬伏。76歳。