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徳島県議会第99代副議長になった木南征美(きみなみゆきよし)さん   2014/3/16 11:11
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徳島県議会第99代副議長になった木南征美(きみなみゆきよし)さん アーティストの顔を持つ異色の県議だ。尺八奏者の「木南征山」として県内の邦楽界を牽(けん)引(いん)してきた。徳島市の阿波踊り期間中の恒例行事「華麗なる技の競演」に毎年出演。2013年1月に同市のあわぎんホールで開いたリサイタルではジャズピアニストと共演し、会場を埋めた800人の聴衆を魅了した。

 任期中に急逝した近藤政雄元県議の後継者として2001年の県議補選で初当選。尺八を吹く姿からは想像しづらいが、得意とする政策分野は幅広い。農業高校を出て農林省(現・農林水産省)で勤務していたことから、県議になった当初は「農業議員」と言われた。40年以上、会社経営に携わってきたことから「商工に詳しい」との評価も。「最近は『文化の木南』とも言われる」と笑う。

 徳島の抱える最大の課題を少子化と捉える。人口減少は地域、経済、社会とさまざまな分野に深刻な影響を及ぼすからだ。「人口が減れば減るほど打つ手がなくなってくる。なぜ減っているのか基礎的な分析を行うのが急務だ」と力説する。

 県議の定数も来春の次期県議選から、自身の板野選挙区と徳島選挙区で1ずつ減ることになった。一層の削減を求める声もあるが、「1票の格差の是正という数字上の調整でいいのか。中山間地や過疎地への配慮についても考え続ける必要がある」と慎重な姿勢を示す。

 議長に就任した森田正博県議とは選挙区が同じで旧知の仲。「豪快で優れた判断力を持つ」と評する新議長を補佐し、住民に近い立場から知事部局に発案できる県議会を目指す。

 柔道、ゴルフ、水泳、スキューバダイビングとスポーツも幅広くこなす。「広く浅くが得意でね」。長女と長男は独立し、藍住町矢上で両親、妻との4人暮らし。69歳。