徳島新聞Web

12月18日(月曜日)
2 2
17日(日)
18日(月)
徳島弁護士会会長に就いた野々木靖人(ののぎやすと)さん   2014/4/1 12:22
このエントリーをはてなブックマークに追加

徳島弁護士会会長に就いた野々木靖人(ののぎやすと)さん 2013年12月に特定秘密保護法が成立。今国会では集団的自衛権の憲法解釈変更が議論されるなど、憲法や法律をめぐる話題に世間の注目が集まる。「議論が尽くされないまま決められることがないよう、徳島弁護士会としてもしっかり監視していきたい」と力を込める。

 新司法試験の導入で弁護士が増え、徳島弁護士会の会員も91人に上る。司法サービスの充実が期待される半面、競争激化が指摘されている。「かつてのように訴訟だけを扱う『法廷弁護士』では限界がある。潜在的なニーズを掘り起こしていくことが必要」

 東京大学経済学部を卒業後、共同通信社に入社。地方支局で5年間、記者として働く中で、専門的な資格を持って仕事をしたいと弁護士に魅力を感じるようになった。一念発起して退職し、予備校に通いながら勉強。6度目の挑戦、33歳で司法試験に合格した。

 大学時代は憲法学の講義に面白みを見いだせず、1回限りで受講をやめたこともある。「そんな自分が今、法の世界で生きていることが不思議」と話す。

 徳島市の大道晋法律事務所で勤務して17年。交通事故をめぐる損害賠償請求訴訟を数多く扱う。互いに主張をぶつけ合う中で、根拠を示しながら説明し、相手が納得してくれた時に「弁護士になって良かった」とのやりがいを感じる。

 趣味は登山。剣山や三嶺など県内の名峰にも多く登った。「山頂で食べると何でもおいしく感じる」と笑う。仕事などに追われ、ここ5年ほどは山から遠ざかっているが「久しぶりに登って気分転換したいね」と顔をほころばせた。徳島市内で妻、子どもと3人暮らし。53歳。