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県高野連会長に就任した加渡義治(かどよしはる)さん   2014/4/20 11:51
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県高野連会長に就任した加渡義治(かどよしはる)さん 池田高が27年ぶりに選抜大会出場を果たし、全国から注目を集める徳島県高校野球界。そんな中、かじ取り役を任され「魅力的な建物を造るにはしっかりとした基礎が必要。野球を通じ、生徒が人間性を高める環境を整えたい」。建築が専門の教育者らしい言葉で抱負を語る。

 2013年度から徳島科技高校長となり、県高野連副会長を務めた。野球と関わるのは千松小学校で白球を追って以来約50年ぶり。校長就任後は「大雨でグラウンドが使えない状況になっても、くじけず頑張っている生徒を応援したい」と公式戦は欠かさず球場に足を運んだ。

 城北高時代はラグビー部員。FW第1列のプロップとして縁の下の力持ちに徹した。憧れの花園には届かなかったが「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」の精神を学んだ。中部大卒業後、1980年に高校教諭となり、貞光工高(現つるぎ高)と徳島工高(現徳島科技高)で通算12年間、ラグビー部を率いた。「団体競技では1+1が3にも4にもなり得る。自分が体験したことを伝えたかった」

 93年の東四国国体時には、練習会場の徳島工高グラウンドの草を刈って整備した。「周囲の支えがなければスポーツは成り立たない。高校野球界がますます発展するよう、できる限りの気配りをしたい」と控えめな口調ながら意欲をのぞかせる。

 昨夏に生まれたばかりの孫に会うのが何よりの楽しみ。徳島市北矢三町2で母と妻の3人暮らし。59歳。