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徳島経済同友会の代表幹事になった漆原完次(うるしはらかんじ)さん   2014/5/28 11:29
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徳島経済同友会の代表幹事になった漆原完次(うるしはらかんじ)さん 「個々の企業や業界の利益を超えて行動するという会本来の視点に立ち、徳島の発展に努力したい」。県内の企業経営者約350人が所属する経済団体のトップとして、柔和な表情の中にも決意をにじませた。

 四国放送社長。退任した代表幹事の近藤紳一郎氏らから昨年末に打診を受け、「他に適任者が大勢いる」と一度は断ったが強い要請に応じた。「会ができた1952年は当社がラジオ放送を開局した年。何か縁があるのかな」と苦笑する。

 徳島経済について、緩やかに回復しているとの見方を示した上で、「さらにいい方向に進んでいくか、これからの成長戦略が重要だ」と指摘する。人口減少の問題を「最大で喫緊の課題」として重視。「若い人の大都市への流出を食い止めるには、地域の特性を生かし産業化できるかが鍵。第1次産業や観光資源による活性化が必要だ」と持論を展開する。

 自らを「先頭に立って周囲を引っ張るタイプではない」と謙遜する。「ただ決断は早いほう。いったん決めればくよくよ悩まない」とも。四国放送では主に営業や番組編成を歩んだ。1989年の昭和天皇崩御の際は編成責任者としてキー局と交渉。緊張感の中で番組変更など即座の決断を求められた。座右の銘は「一期一会」。「仕事を通じて感じてきたのは人とのつながりの大切さ。いろんな人に協力し助けてもらった」

 趣味は「時間があれば出掛けていた」という釣りだが、多忙で10年ほど遠ざかっている。月1、2回のゴルフがもっぱらの楽しみ。長男は独立し、藍住町奥野で妻、長女と3人暮らし。68歳。