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徳島県教育会長になった北岡晃(きたおかあきら)さん   2014/6/13 09:48
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徳島県教育会長になった北岡晃(きたおかあきら)さん 国公立の幼稚園や小中高校、特別支援学校の教職員約7千人が会員となっている公益社団法人のトップに就いた。「安全に安心して子どもが学べる学校づくりができるよう、教職員をサポートしたい」と抱負を語る。

 会員の研修や児童生徒の学習支援、教育団体への研究助成など、教育会が行う事業はさまざま。「管理職になって初めて行事に参加する人も少なくないので、特に若い先生に関心を持ってもらい、積極的に参加してほしい」と呼び掛ける。

 8月には13年ぶりに徳島市内で日本連合教育会の研究大会が開かれる。県内外から約千人が参加する予定で、会長に就任早々、運営委員長として準備作業に追われる毎日だ。

 中学時代にある教師と出会ったことがきっかけで、「先生になって頑張ろう」と志すようになった。社会科を選んだのは、歴史が好きだったから。今でも休日には奈良や京都へ散策に出掛けたり、県内の古墳や城を巡ったりしている。

 機会あるたびに、子どもたちに言い聞かせることがある。江戸時代の庶民の道徳だった「江戸しぐさ」。「江戸しぐさは日本特有の『相手を思いやる心』を表現したもの。価値観が多様化した今、その心を大切にしてほしい。今の教育に必要なことだと思う」と力を込める。

 市場小学校長になって4年目。来年3月で定年を迎える。「早くも退職の言葉のようだ」と笑いながら「とても楽しかった」と34年間の教師生活を振り返る。「何事も子どもと一緒に取り組んできた。いろいろな子どもに出会え、成長を感じられたことは喜びです」

 好きな言葉は、徳川家康の人生訓「人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くがごとし」。「まさに人生を表している」と言う。阿波市市場町市場で妻と義父母との4人暮らし。59歳。