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徳島信用金庫の理事長になった撫養裕(むやひろし)さん   2014/6/18 10:59
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徳島信用金庫の理事長になった撫養裕(むやひろし)さん 「とにかく前を向いてやっていくしかない」。就任に当たって自らを奮い立たせた。県内の中小零細企業にはまだまだ景気回復の実感は乏しく、資金需要も低迷している。「中小零細企業の支援が信用金庫の設立の理念。ともに苦労して地域発展に力を注ぎたい」と口元を引き締める。

 銀行など他の金融機関との競争も激しい。2014年3月期決算は、貸出金の減少や利回り低下が響いて減収減益となった。職員不祥事を受けた業務改善計画も実行中だ。取り組むべき課題は多いが、「地域密着が当金庫の強みであり、この根幹は変わることはない」と強調。顧客との信頼強化に向けて、人材育成や外部の専門機関との連携を進め、経営相談など支援体制の拡充を図る。

 1976年から97年まで、県内各信金のオンラインシステムを開発する「共同事務センター」に出向。融資や為替、顧客管理など新機能の導入を手掛け、「2、3日の徹夜は当たり前」と仕事に打ち込んだ。しかし、「仕事が面白いのはやっぱり営業店」。出向先から戻った後は3支店長を務め、「ノルマは大変だったが、地域の顧客と信頼を築き、ともに苦労した日々は充実していた」と振り返る。

 「幸福の女神は努力している人の頭上に現れる」が信条。「仕事にフロックはそうない。努力しただけ答えが出る」と堅実だ。自らの性格を「短気」と言うが、周囲の評は「気遣いができ、面倒見がいい」というリーダー気質。信頼は厚い。

 趣味は40年来の磯釣り。「最近は釣果もそう気にならなくなってきた」と、県外も含めて月1、2回、足を運んで気分転換する。スポーツジムにも週1回通っており、健康管理にも余念がない。息子2人は独立し、徳島市で妻と2人暮らし。63歳。