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「戦争をさせない1000人委員会」徳島の呼び掛け人富永裕史(とみながひろふみ)さん   2014/7/1 09:59
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「戦争をさせない1000人委員会」徳島の呼び掛け人富永裕史(とみながひろふみ)さん 「一人でも多くの県民の声を届けるしかない」。憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認を目指す安倍晋三政権に対し、徳島県内で反対署名を集める中心的役割を担う。

 4月に組織が発足し、自身を含む44人の呼び掛け人を集めるなど活動に奔走。「憲法改正の手続きを経ないのはおかしい」と憤りを原動力に変えてきた。

 県内の約2万人を含む全国175万人分の署名が6月中旬に首相へ提出されたが、解釈改憲は7月1日に閣議決定される見通し。「行使容認が決まったわけではない。引き続き署名を集め、県民に広くこの問題を知ってもらえるよう活動を広げていく」と話す。

 城北高校卒業後、団体職員となった19歳の時に自治労に入り、労働運動を続けてきた。労組でつくる徳島人権・平和運動センターでの活動にも力を入れ、2012年からは議長を務める。「賃上げや労働条件の改善を求められるのも、今の平和があるからこそ。戦後69年がたって戦争を知らない人が増える中、平和運動が果たすべき役割はますます大きくなる」

 徹底した現場主義を貫くことがモットー。「実情が分からないままイエスもノーも言えない。全ては知ることから始まる」。米軍基地がある沖縄や原発事故が起きた福島などに何度も足を運び、地元住民の声なき声に耳を傾けてきた。

 原発再稼働、特定秘密保護法、新型輸送機オスプレイの国内配備、那賀、牟岐両町で頻発する米軍機の低空飛行…。「安心で安全な平和社会の実現に歯止めをかけることばかり。解釈改憲同様、今後も声を上げて反対する」と力を込めた。

 趣味は釣り。多忙な日々を送る中で「釣り糸を垂らすと何も考えずにのんびりできる」。徳島市北田宮2で1人暮らし。49歳。