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第55回こども野球のつどいを5年ぶりに制した助任ホークス総監督森本博則(もりもとひろのり)さん   2014/7/30 10:10
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第55回こども野球のつどいを5年ぶりに制した助任ホークス総監督森本博則(もりもとひろのり)さん 決勝は延長戦にもつれ込み、2時間12分に及んだ。猛暑の中、教え子たちは一丸となって勝利をつかみ取った。同じく決勝を延長の末に制した高円宮杯全日本学童県大会(4月)に続く2冠に「決勝はやはりきついし、難しい。選手が本当に力を付けてくれた」と目を細めた。

 一時はがけっぷちに追い詰められた。1点リードを許して迎えた最終回の七回、2死三塁から同点に持ち込んだ。「大切なのは最後まで一生懸命にやることだと伝えてきた。みんなが目いっぱい戦ってくれた」

 野球経験は小学生時代だけ。中学はテニス、徳島商業高ではラグビーに打ち込んだ。県外の大学を卒業して徳島へ戻り、料理人として働いた。25年前、長男がホークスに入部したのを機に監督となり、10年余りで総監督になった。

 勝つことで選手は成長すると考えている。投球に逆らわない打撃、先の塁を狙う走塁…。決勝では10盗塁を決めた。年に一度は大阪遠征を行い、チームに刺激を与えている。「都会の選手は気迫がすごい。チャンスで打席に立てば『ヒーローになってやる』とやる気を出す。うちはまだチャンスで戸惑っている子が多い」。勝利への執念を植え付けることに情熱を傾ける。

 その指導法はスポーツ誌に取り上げられるほどで、手本にする少年野球の指導者は多い。周囲の評価は「厳しさと優しさのバランスが絶妙」。選手を叱咤激励する一方、気配りを忘れない。元シェフの腕前を生かし、選手にケーキを振る舞ったこともある。

 12月2日に還暦を迎える。徳島市助任本町2で妻や孫らと7人暮らし。