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阿波踊り大会前夜祭に出演する福島阿波おどり協会会長佐藤佳(さとうけい)さん   2014/8/11 10:24
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阿波踊り大会前夜祭に出演する福島阿波おどり協会会長佐藤佳(さとうけい)さん 徳島県外の阿波踊り連が選抜阿波踊りの舞台を踏むのは初めて。「本場のオールスターの祭典。一度は生で見てみたいと思っていたが、まさか出ることになるとは」

 福島県郡山市の「うつくしま連」連長。踊りのレベルアップには並々ならぬ意欲を持つ。東日本大震災から2年後の2013年3月、阿波おどり振興協会主催の「おどり塾」が初めて同市で開かれたのを機に、各連に協会結成を働き掛けた。「いいものをつくり、徳島の応援をもらうため、体制を整えるべきだと思った」

 阿波踊りとの出合いは運命的だった。日本大の大学院生だった24歳の時。高知から和歌山に向かう道中、フェリー乗船までの時間つぶしに徳島市の阿波おどり会館を訪れた。そこで会館専属連「阿波の風」の公演を見て衝撃を受けた。

 「男踊りのパワー、女踊りの艶っぽさ…。踊りの多様さや技にも魅せられた」。生まれ育った東京都から郡山市に就職のため移住した05年春、同市に初めての阿波踊り連ができると報道で知り、一も二もなく入った。

 福島での踊り振興に力を注ぐ。山形市で開かれている「みちのく阿波おどり」の福島版を09年から毎年、郡山市で催している。

 福島第1原発事故の後、大半の連員が避難した連もあるが、協会の連はすべて存続。開催が危ぶまれた11年の「みちのく-」は参加連が逆に増えた。阿波踊りが持つパワーをあらためて認識した。

 夢の舞台は11日。「福島でもこんなに大勢が頑張っていると伝えたい」。カフェと学習塾を経営する妻(30)の両親の会社に勤める。37歳。