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母校の阿波高野球部の非常勤コーチに就任した元プロ野球選手大久保計雄(おおくぼかずお)さん   2014/10/12 10:57
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母校の阿波高野球部の非常勤コーチに就任した元プロ野球選手大久保計雄(おおくぼかずお)さん 「母校に恩返しを」と阿波高校(阿波市吉野町)野球部のユニホームに再び袖を通した。プロ野球2球団でコーチを務めた経験を生かし「故障を防ぎながら選手を高いレベルに引き上げたい」と意気込む。練習を見詰めるまなざしには年齢を感じさせない気迫と熱意がにじむ。

 吉野川市鴨島町西麻植出身。100メートル以上遠投する強肩がスカウトの目に留まり、阿波高卒業後、近鉄(現オリックス)に捕手として入団。1年目から1軍入りし、先発出場を重ねた。しかし、2年目に腰椎分離症を発症。2軍生活が増え、引退後は指導者の道を歩んだ。

 通算30年にわたって近鉄とダイエー(現ソフトバンク)でトレーニングコーチなどを務めた。選手の状態に合わせた練習メニューを考え、鈴木啓示投手や城島健司捕手ら数々の名選手を育成した。

 「動きを見れば選手のどこを修正、指導すれば良いか分かる」。培った経験則を基に阿波高でも選手一人一人を見て回り、捕球や投球の技術を丁寧に教える。当面は守備力強化を重点的に行い、阿波高悲願の甲子園初出場を目指す。

 母校への愛着が強く現役時代から野球部に硬球などを贈った。今年、元プロ野球選手の学生野球指導に関する規制が緩和されると「自分にできる最後の仕事」と指導者の資格を取得した。阿波高のコーチ就任の依頼を快諾。月3日程度、無償で指導に当たる。

 趣味は釣り、ゴルフ、ランの栽培。釣ってきたアジを妻和代さん(71)が調理する南蛮漬けが大好物。自宅は大阪府藤井寺市。72歳。