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徳島インディゴソックスの6代目監督に就任する中島輝士(なかしまてるし)さん   2014/11/22 15:38
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徳島インディゴソックスの6代目監督に就任する中島輝士(なかしまてるし)さん 今季初めて野球の独立リーグ日本一となり、追われる立場となったチームの新たな指揮官として球団から一本釣りされた。「勝利が求められる監督の責任は重いが重圧はない。むしろ面白みを感じる」。全権を任された覚悟をかみしめながら、会見ではきりっと前を見据えた。
 
 今季、打撃コーチとしてチームに加わった。試合中はベンチ最前列から鋭い眼光で打者の動きを観察。それぞれに的確なアドバイスを送り続け、強力打線を磨き上げた。「野球人生で初めてチーム全体の成長を肌で感じることができた」。指導者冥利に尽きるシーズンだった。
 
 佐賀県出身。高校では投手として1980年の春の選抜大会に出場。社会人のプリンスホテル時代に野手に転向し、ソウル五輪日本代表の主砲として銀メダル獲得に貢献した。89年、ドラフト1位で日本ハム入団。オールスターにも出場した。
 
 「球歴が華やかな指導者ほど選手を自分の型にはめてしまう」。現役引退後、スカウトを長く務め、数多くの個性を見詰めてきた。意思疎通もままならない台湾のプロ球団で指導者としてのキャリアも積んだ。「一人一人と向き合い、個の才能を伸ばす」。導いた結論を貫き、勝利と育成の両立を目指す。
 
 188センチ、92キロの堂々たる体格。柔和な笑顔は温厚な人柄をしのばせる。「『インディゴに来ればプロ入りの近道になる』と印象付けたい」。ベンチではどっしりと構え、日本一2連覇を狙う。大阪・吹田市内に家族を残し、徳島市内に単身赴任。52歳。