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関西阿波おどり協会会長になった板野町出身の国立循環器病研究センター理事・研究所長寒川賢治(かんがわけんじ)さん   2015/3/31 11:15
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関西阿波おどり協会会長になった板野町出身の国立循環器病研究センター理事・研究所長寒川賢治(かんがわけんじ)さん 広い人脈と発信力の高さを買われ、近畿4府県の20連でつくる関西阿波おどり協会のトップに就任した。
 
 阿波踊りは徳島市の本番で踊った経験もある身近な存在。2010年に京都で開かれた国際内分泌学会議では、組織委員会の副委員長として、開会式のアトラクションに阿波踊りを採用した。「男踊りに女踊り、舞台踊りもあれば流し踊りもある。さらに少人数から大人数まで、多様な形があるのが魅力。踊りは素人だが、関西で古里の活性化に貢献したい」と言う。
 
 板野町出身。城南高校、愛媛大文理学部(現理学部)を卒業し、大阪大大学院理学研究科博士課程を修了。宮崎医科大助教授などを経て、大阪府吹田市にある国立循環器病センター研究所(現国立循環器病研究センター)へ。07年から所長を務める。
 
 ペプチド(アミノ酸化合物)研究の権威で、食欲を増進するホルモンのグレリンなど30種類以上を発見した。このうち心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)は、同センターのチームなどによってがんの転移や再発を防ぐことが分かり、近く世界初の臨床研究も始まる。
 
 手探りで粘り強く続けてきた研究を振り返り、「海外との勝負に勝とうという思いもあって取り組んできた。阿波踊りも、世界に誇る文化だという気概を持って海外に発信し、もっともっと発展してほしい」とエールを送った。
 
 学生時代はサッカー部に所属し、趣味はサッカー観戦と読書。子ども2人は独立し、大阪府箕面市で妻(67)と2人暮らし。66歳。