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徳島県三好市の観光戦略マネジャーに就任した吉永洋(よしながよう)さん   2015/5/4 10:46
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徳島県三好市の観光戦略マネジャーに就任した吉永洋(よしながよう)さん 民間のノウハウを生かし、観光振興施策の充実を図る総務省の「地域おこし企業人交流プログラム」で、ANA総合研究所(東京)から三好市に派遣された。同制度の活用は徳島県内では初のケースで「都会人の自分だからこそ、発見できることは多いはず」と意欲十分だ。

 三好市に来るのは公私ともに初めてで、高松空港から車で訪れたため「山深い」が第一印象。同市池田町の箸蔵山から見えた雄大な吉野川に胸を打たれた。祖谷や大歩危峡の渓谷美、山城町の妖怪伝説といった観光資源にも引かれる。PRの方策に思案をめぐらせ、「世界中の人に三好市を知ってもらい、来ていただくための橋渡しができれば」と口元を引き締める。

 神奈川県出身。成城大文芸学部卒業後、ANA系列のエアーニッポンに入社し、営業・販売畑を歩んだ。東京と中標津空港(北海道)を結ぶ路線で、冬場の客足が落ち込んだ十数年前、同空港から近隣温泉への直行バス運行を提案。行政や地元との折衝に奔走し、実現にこぎつけると搭乗率は格段に上昇した。「地域間連携が観光振興に結び付いた例です」と振り返る。

 地方創生、地域活性化のキーポイントとして「連帯感」を挙げる。「県や関係団体をはじめ、人と人とのつながりを大切にしながら地域住民を動かし、眠っている観光資源を掘り起こしたい」

 趣味はベストスコア81のゴルフ。「自然に囲まれた三好市のコースで、たしなむ程度に楽しめたら」。都内の自宅に妻と子ども2人を残し、東みよし町に単身赴任。49歳。