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第56期王位戦で5連覇を果たした羽生善治(はぶよしはる)さん   2015/8/28 11:14
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第56期王位戦で5連覇を果たした羽生善治(はぶよしはる)さん 「1日目に失敗したと思っていたので幸い勝てて良かった。今シリーズは勝った局の方が途中は苦しく感じ、負けた局はその逆。将棋は最後まで分からないというのがよく分かった」

 26、27日に徳島市の渭水苑で行われた将棋の第56期王位戦7番勝負(徳島新聞社など主催)の第5局で広瀬章人八段を4勝1敗で下し、通算17期目の王位を獲得した。挑戦者の広瀬八段は4年前の第52期でフルセットの激闘の末、復位を果たした難敵。「振り飛車穴熊中心からオーソドックスなスタイルに変わり、攻守にバランスを取った組み立て方をしていた。序盤で細かな工夫を重ねていて対応に苦心した」と振り返る。

 今年は名人、棋聖に続く防衛で好調を維持。タイトル通算獲得数も93期になり、自身が持つ記録を更新した。他にタイトル戦登場123回、同一タイトル通算獲得22期(王座)など歴代1位の記録を多く持ち、第一人者の地位はまだまだ揺るぎそうもない。

 ゆっくり休む間もなく、9月2日からは佐藤天彦八段を挑戦者に迎えての王座戦5番勝負が始まる。相変わらずの多忙スケジュールだ。健康のために心掛けているのは歩くこと。「移動や合間の時間を見つけて、できるだけ歩いている」

 扇子や色紙によく揮毫するのは玲瓏。「いつもまっさらな気持ちで向き合いたいので。明鏡止水というか、いつも冷静でいたいという理想を込めてです。実際は局面によって動揺することもあって難しいのですが」

 東京都世田谷区在住。理恵夫人、長女、次女の4人暮らし。44歳。